地下室娯楽大全

ソウルフード/Fireloop/enkan works project

寺田町Fireloopより新規プロジェクトについて

 

 

------------

ぶっちゃけ、ライブハウスがヤバい。
まあ正確にはどの業界もまあまあヤバい事になってはいるのですが、そこは置いておきましょう。


うちのライブハウスがコロナでヤバい。
そういう話です。
まあどこもそうでしょう何を今更、と思われるかもしれませんが、ここからが大事です。

 

 

 

 

 

バンドマン、ライブをしましょう。
 

 

 

 


はい出た最後の手段。
コロナとか社会情勢とか知ったこっちゃない!
反社反社!

みたいな話では無いので安心して下さい、当店は至って平和なライブハウスです。
ヤクとハッパは日常茶飯事!危ねえ奴らの溜まり場!
ではありません。いつの時代だよそれ。昔あったなそんな歌。


-----------


要するに、要するにですよ。
予定では5/6に大阪府が出した緊急事態宣言が解除されて、少し前の状態、つまり
「ライブハウスに行くのは自己責任だけど、まあ皆で気をつけてライブ楽しもうね」
状態に戻る訳です。多分。

「それ以降」
のライブスケジュールを、未確定でも開催出来なくても、今から決めてそれを希望にしようぜ、という話です。

 

意味あります?あるんですよ、希望になるから。
日程ですか?ガラ空きです。いつでもよろし。
レンタル料?要りません。
キャンセル料?そんなもん掛かりません。
有観客か無観客かは選んで貰って全然良いです、どちらにせよ配信の準備は出来てます。
売上が出たら折半から検討させて下さい。
そこはマジで頼む。


そんな感じです。
つまり
「ノーリスクで自主企画、打ち放題」
「新しい試み、試したい放題」
です。

最高に夢のある机上の空論を、今から皆で作っていこうぜプロジェクトという訳です。

 


確証は無いですが、と言うか確証がある話なんてひとつも無いので、あくまでもこれは「希望」に全振りした話ですが、これだけ毎日引きこもってたら流石に多少は情勢だって良くなるはずという気持ちが僕にはあります。君はどうでしょう。
希望くらい持たなきゃ生きてられんので、そこは許してたもれ。

 

------------

 

まあ何が怖いって、このままだと右に倣え精神で生きて来た奴等が緊急事態宣言が解除された数日後にこんな事を言う訳ですよ。

「ああ、なんかライブ出来るらしいね」
「でも何か怖いし収束まで控えて欲しいね」
「ライブハウス大変だよね、応援します!」
「募金しとけば良いやろ、とりあえず」


こうしてライブハウスは潰れます。
心ばかりのドリンク代募金はともかく(これは本当に素晴らしいと思う)、上っ面の応援で店が回るかって言うと、残念ながら全くもって回りません。ごめん。
これがライブハウスのリアルです。
ふっざけんな。


そうして、バンドマンはライブ出来る場所が無くなる訳です。
バッドエンドまっしぐら。世紀末です。
そんな未来、誰が望んでるんやという話です。
僕は全く望んでません。
だからこんな話をしている。

 

------------


そうでしょう、バンドマン。
生存競争はもう始まってるんですよ。
口先だけの音楽は淘汰されて、本物しか生き残れない時代がもうすぐそこまで来てるんですよ。

発信する事を選んで、音楽を選んで、娯楽や希望や文化になる為に日々を選んで生きてきた、それが僕や君達バンドマンだと思うんですよ。
それが何だ、ちょっとライブが出来なくなって、ちょっと大変な状況に陥ったからって、何をへこたれているんだい。
音楽に生き甲斐を見つけたんじゃなかったのかい。

 


ライブハウスに来るまでのリスクは、君達が最大限に気を付けて減らしてくれ。
ライブハウスに来てからのリスクは、僕達が最大限気を付けて減らすから。

それでも怖い、それは良いんですよ。
それなら配信という手段でライブをしようじゃないですか。めっちゃ音質ええんやで。


何しか、この宣言が終わった瞬間から、動いて鳴らして発信しようじゃないか。
それを出来るのが、バンドマンじゃないか。


------------


万が一、この先もっと情勢が悪くなって、全く何にも出来なくなったとしたら、ライブハウスも含めた娯楽施設は軒並み閉店してしまいます。
withコロナ、なんて言っても皆コロナには掛かりたくないから、当たり前にあった娯楽は普通に無くなっていきます。


じゃあ、今から皆で最速のスタートダッシュを切る準備をして、叶うか叶わないか分からない希望に賭けて生きる事が、僕達の今できる事、やれる事じゃないかと思うんですよ。


夢を見た場所が窮地に陥っているなら、それを救えるのは夢を与える仕事をしている、音楽を作る僕達バンドマンだと思う訳ですよ。


どうですか、僕の妄言に付き合ってはくれませんか。
寺田町Fireloop、僕や君達が愛してくれた地下室を、守ってはくれませんか。
叶わない日があっても良いんです、叶う日を心待ちに日々を生きたいと思ってくれるなら、連絡ください。
 

 

 


机上の空論の反語は現場主義なんですって。
現場で僕達は未来を見据えているぞ。
楽しい事だけ、一緒にやろうぜ親友よ。