東京と
07/25 東京・キネマ倶楽部
THE SALAリリースツアーファイナル
ソウルフードは一路、東京へと向かっています。
ついこの間、後輩のバンドの手伝いで東京に行ったんですけど、改めて忘れていたものに気付いて。
バンドで東京にライブをしに行く事
勿論、お金と時間が掛かるという事
運転手がいるから道中眠れるという事
その時間が浪費になるかもしれない事
そうならない事を知っている事
信頼があるから楽しみにして行ける事
初めてバンドで東京へ行ったのは19歳でした。
八王子RIPS、志津sound stream、何の成果も出せない2日間だった事を覚えています。
大学を辞めたその足で向かった二度目の東京は20歳の夏でした。
お世話になった人の企画、意味合いを付けてもらった初めての遠征。
朝まで飲んだビールはどんなアルコールよりも美味しかった。
経て、経て生きている。
何度目か分からなくなった東京、当たり前のように機材車で眠る不甲斐ない自分、全部やらせてもらっているんだ。
THE SALAについて考えていると、人間の持つ力がどれだけ大切か、思い返すことができるのです。
忘れたくない事を忘れない為に、明日のTHE SALAツアーファイナル、臨みます。
そして、2日目。
東京・立川BABELにあいくれのドラムとの縁あって、呼んでいただきました。
あいくれは初めて知った時からずっと好きだったバンドです。
「バスタブに愛を溜めるから、悲しみを脱いで待っていて」
こんな事を歌詞に出来るバンドは、まちがいなくあいくれだけだと思います。
バンドマン・ライブハウスマンはチケット代無料、この響き何処かで聞いた事があるなあ、、
誰がが作ってくれたから。
誰かが待っていてくれるから。
そこにライブハウスがあるから。
僕がソウルフードというバンドに居させて貰っているから。
ひとつの偶然もない、人との縁と感謝だけで運ばれていく身体と心です。
待っていてください、会いに来てくださいだなんて月並みな言葉でしょうか?
真実を歪めてまで美しい言葉で飾るのが正解でしょうか?
たったそれだけの事、僕達はバンドマンで、ライブハウスにライブをさせていただいている。
明日も明後日も、その一瞬、音楽という形の無い芸術をあなたの握り拳で形にして下さい。
そしてどうか願わくば、その一瞬が大切な生活の一部になりますように。
何にも出来ないけど、真っ当ですら無いのかもしれないけど、それでも生きて今日まで辿り着いたのです。
観てて下さい、お願いしますね。