地下室娯楽大全

ソウルフード/Fireloop/enkan works project

心の置き場

 

君は何の為に、ライブハウスでライブをするんだろうか。

 

 

 

バンドマン歴6年目、ライブハウスマン歴3年と少し。

最近は歳下の友達も随分と増えてきて、昔持っていた感情を回顧する機会も少しずつ増えてきたように思います。

 

ライブハウスでライブをして、スタジオで曲を作って、またライブハウスでライブをして。

そのサイクルの中で呼吸をしながら、音楽を鳴らしているのが僕達で。

 

その為の日常を過ごして、気が付けば少しだけ歳を取って、少しだけ大人になったようです。どうやら。

 

 

 

 

今歩んでいる夢の先に、僕達は何を見出すのか、何を見出したいのか。

ライブをするという事は君にとって過程なのか、目標なのか。

 

いつまでも初心ではいられないけど、気が付けばステージで「音楽を鳴らしている」と思える人が少なくなりました。

いわゆる「お客さん」が楽しんでくれるならそれで良いし、その為の努力は僕だって好きだけど、何だかそれだけになってしまっているバンドが増えたんじゃないかな、と思います。

 

 

 

僕達は最初、煙草臭くて薄暗いライブハウスで何を夢見ていたのだろう。

初めて友達とスタジオに入って、耳鳴りもお構い無しにゲインとボリュームを上げた時、どんな未来を想っていたのだろう。

 

心の中には大人がひとり、誰よりそいつを納得させたいのは今を生きている僕でしかないのです。

 

 

 

そんな僕と一緒にいてくれる、君はどうなんだろう。

ふとした瞬間で良いんです。

打ち上げ帰りで始発待ちの15分、大好きなバンドを見に行った転換の15分、そんな時に君が僕に話してくれる言葉ばかりを待っていたい。

 

夢の話は一生尽きない。

過ぎて行った過去の話や、度の過ぎた皮算用はすぐに尽きてしまう。

寂しくなりたくないから、音楽を選んでここにいます。それで良かったと、今は胸を張れる。

 

 

 

君は何の為にライブハウスでライブをするのでしょう。

それが知りたくて今日もライブハウスで、音楽で飯を食っています。

負けてやるものかと、負けてなるものかと。