地下室娯楽大全

ソウルフード/Fireloop/enkan works project

右向け右はもう止めだ

 

 

久し振りのブログ更新です、何か起こらないとロクに文章も書けないので。

 

 

 

 

ソウルフード、昨夜レコーディングを無事終えて音源を完成させました。

「沈黙は金、雄弁は銀」というタイトルです。

 

1から10まで伝えようとしても、伝わらないよな。っていう意味らしいです。うちの大将曰く。

 

歌詞も、メロディも、フレーズも、音も、全部がキラキラしていて聴くたびにドキドキしてしまう。

自分のバンドの音源をリピートしたのは本当に初めてで、照れます。

 

この愛おしい曲たちが入ったアルバムは、8月の4日にリリースします。

ちょっと無理するのもきっと思い出になるから、東京ワンマンに来てCDを買っておくれ。

どれだけ綺麗な照明も、あなたの眼の輝きには勝てないんだから。

 

 

 

 

 

 

 

沈黙は金、雄弁は銀。

本当にその通りで。

 

ステージの上から言う、私は不幸だとか、愛して欲しいだとか、誰も助けてくれないとか、そんな下らない事を消し飛ばしてやりたい。

手前が選んで立ったステージに、人生に、泣き言吐くなら辞めてしまえ。

だから君の隣には愛してくれる人も、共に戦うメンバーも、誰もいないんだ。

不幸ならまず自分を振り返って考えてくれよ、言葉にして泣きつくなんて、えらく都合のいい傲慢さを振りかざすじゃないか。

 

 

 

 

そんなものじゃないでしょ。

皆、最初から最後まで、一人きりでしょ。

一人きりで、涙を堪えて戦う全ての人にだけ、それでも笑いたいと願う人にだけ、届いて欲しいと願っています。

右向け右はもう止めだ。

 

 

 

 

僕が知らない2012年8月4日に鳴り止んだ音が、2014年8月4日に形を変えて響き始めた。

それから3年の間、メンバーの脱退こそあれ、ずっと旅をして来ました。

至らない自分の所為でメンバーを怒らせた事もある。感覚の至らなさで悔しい思いをした事もある。

それでも、背中を押すでも手を引くでも無く、同じ歩幅で歩いてくれた。一緒にここまで進んで来れた。

 

 

 

自分で選んだ選択肢の中に明確な正解があるのだとしたら、それはきっと「今を生きる場所を勝ち取った」こと。

 

ボーカルギター、前田典昭と。

ギター、藤村優と。

ドラム、田中智裕と。

共に鳴らす事を選んだこと。

ソウルフードの、安井卓也として。

これが僕の人生で、唯一誇れる名称です。

 

 

 

もう、未熟者は卒業しよう。

誰にも譲れない居場所を守る為に。

右向け右は、もう止めだ。